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葉桜(はざくら)とは、
桜の花が散り若葉が出始めた頃から新緑で覆われた時期までの桜の木、またはその様を言う。 『葉ざくらや奈良に二日の泊り客(与謝蕪村)』、『葉ざくらや人に知られぬ昼あそび(永井荷風)』のように夏の季語として用いられる。 |
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東日本にクスリ類、西日本にベニ類が分布するという東西対立分布の一つである。しかし、クスリユビは西日本にも広く分布し、しかも、ベニ類の外側である奄美大島北部に占有領域をもつ。この分布からクスリ類がベニ類よりも古く、後に生まれたベニ類がクスリユビを駆逐するに至っていないと見ることができる。
文献の上で最も古い語形はナナシノオヨビ(「名無し指」の意)である。この指は他の指に比べてその形態・位置・働きから見た特徴が見出しがたく、簡単には名前を付けることができそうにない指であることからこう呼ばれたのであろう。中国ではこの指を「無名指」と称するが、これと同じ発想であり、あるいはこの表現を日本語(和語)に言いかえたものかもしれない。地図でも岩手(記号省略)・岐阜・三重・山口・奄美・沖縄諸島という周辺部にナナシユビ類の分布が確認でき、古い語形であることがわかる。 この指は、13世紀になると初めて名前らしい名前が付けられる。クスシノユビである。クスシは薬師の意で医者のことであるが、なぜクスシノユビという名が付いたのかについてはいろいろ言われていて、薬師如来などの印相に薬指を使うことから来たものかとも考えられている。また、薬などを塗るときに「あまづらの煎ぜぬを名なしのゆびしてぬりて」(『薫集類抄』)のように、古くナナシの時代から薬指が使われていたことも関係していよう。近世に入るとノがとれたクスシユビがさらにクスリユビへと変わっていく。また、室町末にはベニサシユビが現れ、近世にはベニツケユビも誕生するに至る。ベニサシユビは女性がこの指で唇に紅をさしたことから名づけられたものである。 なお、青森県に集中するほか各地に点々と見られる「無回答」はこの指を表すことばがないわけであり、ナナシユビの表現と関連するものであろう。 |
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